古事記の国生み神話の中で、5番目に生まれた「伊伎島」として記された壱岐島。神々の島とも呼ばれ島内には150社以上も由緒ある神社が点在しており、島全体がパワースポットとも言われています。
9月中旬から11月にかけて島内の神社では「例祭」や「神迎祭(かみむかえさい)」があり、ほぼ毎日どこかの神社で「祭り」が行われ壱岐神楽が奉納されています。
最近では、氏子さんも高齢化が進み御神輿の担ぎ手が不足。軽トラックで御神輿を運んでいるのを目にすることも。
創建1300年以上、聖母宮で行われる聖母宮大祭
壱岐島の例祭の中でも最も大きな祭りの一つが港町・勝本町で行われる【聖母宮大祭】です。毎年10月10日~14日にかけて行われ、寛文5年(1665年)から現在まで約350年続くお祭りです。
10日『十日祭(とおかまつり)』:神社で神事が行われた後、神輿(みこし)が御神幸船(ごじんこうせん)に乗って御旅所(おたびしょ)にご移動。
※写真提供:川久保匡勝宮司
11日~12日『日供祭(にっくさい)』:朝夕に神輿にお供えを捧げて、御祀りする。
13日『宵祭(よいまつり)』:壱岐大神楽奉奏
13日の夜は御旅所で『宵祭』が行われます。
御旅所の前では法被を着た氏子さんたちが振る舞い酒を提供し、薄暗くなるにつれて、近所から人が集まってきます。翌日の例大祭の安全、また海上安全、大漁満足、五穀奉納をお祈りして、壱岐大神楽が奉奏がされます。
14日『例大祭』:船競争(通称フナグロ)
西暦200年、神功皇后が戦に勝って壱岐に凱旋した時に二艘の船で競走したのが「船競争」の始まりだと言われています。
西暦200年から続く祭り、一見の価値あり!!
【聖母宮大祭】は西暦200年から続く祭りで、一見の価値ありです。
10月10日から14日までの聖母宮大祭、15日の漁船パレード、この地でしか見ることが出来ない貴重なイベントとなっております。是非、この時期に合わせてご来島ください。
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