島の宝観光連盟

島旅アンバサダーの島旅記事スタートします!

世界放浪の末にたどり着いた魅惑の旅先こそ

こんにちは、島旅アンバサダーの小林希です!
普段は、書籍や新聞等でさまざまな旅先の情報や魅力を発信しています。
2012年におよそ1年の世界放浪をし、それ以降もアジア、ヨーロッパ、北アフリカ、南米など各地を旅してきました。
美しい街並みや美味しいご飯、圧倒される自然の景色、やさしい人など、すばらしい出会いにたくさん恵まれてきました。
そうして、その長い旅の末に行き着いたもっとも魅惑の旅先は、日本の離島なのです。
結局ひと回りして、”わが国”へ戻ってきました(笑)。
そう、日本は海に囲まれているので「海洋大国」「海洋立国」とも言われますが、事実、14.125の島々で構成された島の国。
これほどの島々が海に囲まれていると考えると、「なるほど、島国だ!」と納得。
さらに、そのうち人が暮らす島は400以上あるのです!

島旅が教えてくれたこと

なにより面白いのは、400以上の一つひとつの島が、それぞれ違うこと。
歴史や文化、産業、言語、自然景観など、たとえ目先の島同士であっても、違うことが多々あります。
それこそ、海に囲まれた環境によって、独自に発展してきたからです。
私にとっては、世界を旅しながら感じた「国々の違いの面白さ」が、日本の島々でも感じられることに驚きと感動を覚えました。

一方で、島々が「似ている」ことも多々あります。
それも、遠く離れた島同士がどことなく似ているのです。
例えば、言語(方言)や習慣、食べるもの……。
「それはなぜか?」と考えた時に、ハッと気づきました。
そうか、海は隔てるものではなく、海によってつながってきたからだ!と。
海流に乗って、古来、人々は島々を転々と経由して、さまざまな人や文化、情報、技術等を運んできたからです。
特に昔は、山がちな日本では、陸路より圧倒的に海路を使って移動していました。
海路の途中に、ぽつぽつと、あるいはででんと存在する島々は、海路を移動する人たちの絶好の立ち寄り所だったことでしょう。

島を旅することは、こうして先人が行き交った移動ルートに身を重ねることであったり、
移動手段として生み出された船の重要性に気づくことであったり、
島々を開拓してきた先人の強さを感じることだったりします。
なんて、壮大なスケールのロマンに浸れることか。

もちろん、都会や都心で失われた豊かな自然の中で、ゆっくりと心を癒し、五感を研ぎ澄ませることができるのも素晴らしいことです。

さあ、島へ行ってみませんか?

島への行き方は、実は、少し難しいかもしれません。
飛行機が就航している島はともかくとして、多くの島は飛行機では行けず、なおかつ陸で繋がっていません。
つまり、ほとんどの島は船に乗っていくことになります。
慣れないと、船旅は少しやっかいです。
私も、島旅を始めた頃は、いつもドキドキしていました。
例えば、一つの島へ行くにも航路が複数あったり、
船便が1日数本しかなかったり(1日1往復便しかない島も!)、
船の時刻表の読み方がちょっと難しい表記のところもあったり。
けれど、その簡単には行けない島だからこそ、たどり着いた時の達成感は最高!!
「あ〜、旅してるなあ」と感じるのです(笑)。

とはいえ、アクセスしやすい島が多くあるのも事実。
島の宝観光連盟に加盟している佐渡島、隠岐諸島、壱岐島、天草諸島、五島列島もその中の島々。
各島へのアクセス情報がしっかりとネットサイトに発信されていますし、それぞれの船会社さんでもわかりやすく情報を載せています。
本サイトで、各島の情報や各島の担当者がつづるブログもおすすめです。
しっかりと事前情報を入手していただき、島へ行ってみませんか?
私のスペシャルコンテンツでは、私自身が各島を旅して、ふっと心に引っかかった”あれこれ”をつづっていきたいと思います。
ぜひ、読んでいただけますと嬉しいです!
(更新は不定期ですが、月に1回アップの予定です)